「忙しくて出会いがない」「金もないしモテないなぁ」
「結婚なんかできない」「風俗しか行ってないっス」
そんな現代の迷える男たちのために伊集院静が語り下ろす過激な恋愛論が誕生！
日本を代表する写真家・宮澤正明の写真とともに本文中の伊集院の言葉が
浮かび上がるギャラリーも収録。
インタビュー動画では伊集院の独り語りが堪能できる。
「私と仕事、どっちが大事なの？」「なぜAVを見るの？」「私のどこが好き？」男なら誰でも一度は言われるであろう女の愚問を伊集院静が一刀両断!!
男の模範解答を提言する。
一九五〇年山口県生まれ。立教大学文学部卒。八一年短編小説『皐月』でデビュー。九一年『乳房』で第十二回吉川英治文学新人賞、九二年『受け月』で第百七回直木三十五賞、九四年『機関車先生』で第七回柴田錬三郎賞、〇二年『ごろごろ』で第三十六回吉川英治文学賞を受賞。主な著書に『海峡』三部作、『美の旅人』、『羊の目』、『お父やんとオジさん』、『いねむり先生』、『星月夜』がある。近年は電子書籍にも積極的に取り組み、主題歌を井上陽水が歌う『なぎさホテル』がある。
一九六〇年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。処女作『夢十夜』でアメリカ写真界のアカデミー賞と称されるＩＣＰ第一回新人賞を受賞。女優、ミュージシャンなどの写真集から広告、雑誌など幅広いメディアで活躍。近年では第六十二回伊勢神宮式年遷宮の奉納写真家として活動中。著書に『伊勢神宮―現代に生きる神話』などがある。
男の流儀入門【震災編】
2011年3月11日14時46分、かつてない甚大な被害をもたらした東日本大震災。仙台在住の伊集院静は震災直後から、この未曾有の大災害に対して積極的に発言や執筆活動を行なってきた。あらゆる価値観が根底から覆された現在の日本において、大人の男が取るべき行動、すなわち
“男の流儀”を伊集院が活字と映像で熱く語りかける。
なぎさホテル
借金でもがき苦しみながら作家としてスタートを切ろうとする若き日の伊集院静が、 苦悩を抱えながら、作家としてデビューするまでの日々を描く。井上陽水の主題歌、宮澤正明の秘蔵写真、貴重な映像とともに送る伊集院静の自伝的エッセイ。